N o v e l
□日吉は俺のもの!
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まただ…
またあのバカ二人の言い合いが始った…
はぁ…疲れる…
でも、そんな二人をみていると、楽しい。
思わず、笑ってしまうんだ…
*日吉は俺のもの!
「おい、日吉」
やっと、キツい練習が終わり、帰ろうとした時跡部さんから呼び止められた。
「…なんですか」
俺は疲れているせいもあってかなり不機嫌だ。
「ジローを探してこい。わかったか?あーん?」
「はぁ!?そんなの自分で行って下さいよ…」
「いいからさっさと行って来い!俺様は忙しいんだよ!」
よくみると、ホントに忙しそうだったから、しょうがなく俺はジローさんを探しに行くことにした。
「わかりました…」
「若〜!帰ろう??」
「今からジローさんを探しに行かないといけないんだよ。ちょっと待ってろ。」
「じゃぁ、俺も行く!一緒に探すよ!」
「じゃ、頼むな。」
俺たちは体育館裏に来た。
思った通り、ジローさんは気持ち良さそうに寝ていた。
「ジローさん!起きて下さい!」
「むにゃ…わかち…?」
「(わかちって…)ほら、立てますか?」
俺が手を差し出してジローさんを立たせようとした。
ジローさんは俺の手をとると、いきなりその手をぐぐっとひっぱった。
「!?ちょっ!な、なにしてんですか!アンタは!!」
「ん〜〜。あったかぁいww」
「ちょ!やっ!////」
ジローさんは俺を抱き締めて離そうとしない。
「ジロー先輩!若から離れて下さい!!!」
鳳はそう言うと、ジローさんから俺を離した。
「あれ〜?いたの〜?全然気付かなかったC〜」
「いましたよ!っていうか若に触らないで下さい!`俺の'若が汚れます!」
「なに言ってんの?若は俺のだC?」