- 短篇集 -


□Coming Die
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- あとがき -

長年飼っていたペットの雌鳥さんが先日他界致しました。
鶏の平均寿命は5〜6年だそうです。
彼女は10年近く生きました。
卵も2〜3年しか産まないそうですが、去年まで産んでいました。
立派に天命全うして逝きました。

本当に綺麗な鶏さんでした。
心から御冥福を…


とっても大好きだったので、思い出に短篇を書きました。
鳥類は死の前兆を悟られない様にするそうです。
どんなに苦しくても、元気である様に振舞うそうで。
それは飛ぶ者にとってとても大事な習性らしいです。
他に悟られては群において行かれてしまうからとか。

鶏をはじめ、鳥類も何度か飼いました。
どの子もやはり看取る事ができず、落鳥した姿を見て愕然とする。
いつもやるせない気持ちになります。
何時もは平均寿命をちょっと越えるぐらいで逝ってしまう。
でも、この鶏さんは一瞬本当に鶏かと思うぐらいの長寿でした。
長生きで、本当によかった。

死の瞬間は私には解りません。
でも、彼女の死がこんな風に穏やかだったら好いなと思って書きました。


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