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□拍手御礼文
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[開設〜11月10日]


「……な、」


君は俺の下で小さく呻く。


「なんだよ…?どうした?具合でも悪いのか?」


俺に手首を押さえつけられているにも関わらず、俺の心配をする君。

馬鹿だな…。

俺は無言で見下す。

俺はお前を襲っているんだぞ、今。
押し倒されてるんだからな、お前。

そう言ってやりたい。
もう少し警戒しろよ、と。

…ああ、もういい。
俺はお前が早く欲しい――…

しかしキスしてしまおうとした手前、君は口を開く。


「……あ。俺、お前がしたがってたゲーム買ったんだよ。俺んち行かね?」


「……は?」と、こぼしかけた口を閉じて、君を見つめる。
俺の下で、押さえつけられた手首なんか何でもないという風に、至って楽しそうに、その新作ゲームの話をする。

俺は、ハァ、とため息をついた。


「……行く」

「マジっ!?やった、お菓子もあるからっ!」


無邪気にはしゃぐ君の手を離し、起き上がる。
またこの関係を壊せなかった。
もう俺に笑ってくれなくなるのが怖くて。
弱い自分に悶々とする。

……だけど。


「俺、お前と遊ぶのが一番好き!」


笑ってそんなことを言われると、もう少しこのままでもいいか、と思ってしまう。



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