珍・日本昔ばなしシリーズ

□珍・桃太郎
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あるところにジーさんとバーさんがギリギリの生活をしていました(オイ)


ジーさんは山へシバカれに、バーさんは川へ洗濯する・・・フリをしに行きました。

ジーさん:はっ、はっ(息切れ)・・・いかん。また遅刻じゃ。すいませ〜ん・・・遅れました

きこり協会会長:こんのっバカタレがっ!!キミは何べん注意すりゃわかるんだっ!!遅刻はいかんと言ってるだろうがっ!!(ガミガミ)

ジーさん:すいません。寝坊してしまいまして・・・

きこり協会会長:寝坊ってあんた、毎晩21時には寝てるんでしょ!?出勤は10時で家も近い・・・どんだけ寝てだァーっ!!そんなに寝なくても、もうすぐ永遠の眠りにつくでしょーがァーっ!!(ガビーン!!)

ジーさん:すいませ・・・ちょっとっ!!会長っ!!永遠の眠りにつくってのは言いすぎでしょっ!!

きこり協会会長:あ、・・・いや、それは・・・だから・・・


はい。では、ところ変わってバーさんの方は・・・


バーさんよっこらしょ、どっこいしょ、あいこでしょっと(あいこでしょは関係ねぇだろ!!)・・・ふぅ〜、毎日毎日、洗濯なんかやってられんわ。とりあえず、洗濯なんてのはあたしのは2日に1回、ジーさんのは1週間に1回で十分じゃ(オイ)はよ〜、洗濯機がほしいのう・・・それにしてもお腹がすいた。桃でもながれてこんんかの・・・ま、そんな話・・・


このとき、大きな桃が川の上流から流れてきたのだった


バーさん:あったっ!!(言ってる場合かァ!!)コレは・・・桃か!?ひょいっひょいっ(辺りを見回す)・・・コレも〜らったっ!!(ずび〜ん!!)こりゃ食いでがありそうじゃ・・・早いとこジーさんにも見せてやらんと・・・


そして、その日の夕方ジーさんとバーさんは二人で大きな桃を囲んでいた


ジーさん:バーさんや。どうしたんじゃ。この桃は!?そして・・・なんでそんな格好しておるんじゃ!?


バーさん:この体制を見てわからんかいっ!!この桃を運んでギックリ腰になったんじゃ。あ、そうそう。この桃はの、川から流れてきて、んで、周りに誰もおらんかったでの・・・パクッてきた(ずびーん!!)

ジーさん:そりゃ、ついとったのう・・・わしとバーさんで半分ずつで食べても何日かかるやら・・・

バーさん:ジーさんや。半分ずつ!?こりゃ、あたしが見つけてきたでの。あたしが8割りでジーさんが2割に決まっておろう

ジーさん:あんた、どんだけ食い意地はってんだァーっ!!

バーさん:それじゃ、切るでの。よいしょっと・・・

ジーさん:あんた・・・普通に立っとるが、ギックリ腰はどうしたんじゃ

バーさん:そんなもん、今から桃を食べるとなると治ったわい

ジーさん:そんなすぐに治るかァーっ!!


かくして、二人は桃を切ったのであった。すると、不思議なことに桃の中から小さな男の子が出てきた。そして、その頭からは・・・

血が流血していた(がび〜ん!!)


バーさん:おったまげぇじゃぁ・・・こんな小さな男の子が桃の中から・・・しかも頭を怪我しておる

ジーさん:そりゃ、あんたが包丁で切ったんじゃろが

バーさん:しかし、かわいいのう・・・あたしらには、子供ができなかったからの。かわいい顔が血でピンクに染められ、まるで桃のようじゃ・・・そうじゃっ!!この子の名前は桃太郎にしようっ!!

ジーさん:・・・


かくして、桃太郎はジーさんとバーさんに大事に大事に育てられた。

※育てる過程は、話の長くなるので省略します。
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