小説

□好きとか (笑)
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恋愛に関して、世の中には3種類の人間がいると思う。

1つ目は、本当にその人が好きで恋をしている人

2つ目は、自分の寂しさを紛らわすために恋をす
     る人

3つ目は、そもそも恋というものが分からない人

私は3つ目の人。
小さい頃から両親の仲が悪かったせいか、恋だの愛だのわからなかった。

愛し合ったってどうせそうなるんだ
なぜ、人は愛し合うのだろう?

物心ついたときにはそんなことを考える奴で自分でも捻くれていたと思う。

あ、でも、そんな私も一度だけ、しかもつい最近、1つ目の人になったことがある。

その人とは最初は友達感覚だった。
でも、次第に好きになっていた。
それを自覚したときは
(あぁ、これが恋か。。。)
と少し感動もした。

告白はあっちからでメールでだった。
「好きだ。付き合って欲しい。」と短い文。
でも、それだけで私の心は満たされた気がする。

その人とはしばらく付き合っていた。
どこまでいったの?と聞かれるが、
どこまでもいってない。
手もつないでない。
二人でどこかにでかけて。
二人で並んで歩いただけ。
それでおしまい。

そう、そこで別れてしまった。
別れたきっかけは相手の浮気。

最近メールでしか話してなくて、
「私のこと好き?」
と聞いた。

「すきだよ。」
と短い文。

いつも文は短いからあまり気にしてなかったのだが、、、、

その数日後、友達から彼氏が浮気をしている、という情報を貰った。
詳しく言うと二人でホテルに入っていったらしい

初めて恋ですごく好きになった人が
まさかの浮気。

好きだって言ったくせに。
。。。。やっぱり、恋ってこんなもんね。

そう思い相手に別れを告げるメールを送った。

恋なんてこんなもの。
儚くてすぐ壊れる。
恋が良いものだと思った私がバカだった。
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