小説

□らぶらぶ、してますか?
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「付き合ってください!!」

そう言ってきたのはまったく接点があるはずもない男で、しかも顔すらしらない奴だった

細くて頭を下げてるからよく見えないがたぶん顔は良い方、髪は少し茶色っぽい。

返事を考える前に答えは出た。

「。。。死ねば?」

その場にいた友達も、もちろん言ってきた男も固まる。

(はっ、、!しまった、条件反射で。。)

私はかなりの男嫌い。
嫌いになった理由なんて忘れたがとにかく生理的に無理。

あ、もちろん女の子が好きな同姓愛者というわけでもない。

「あ、、えっと、、」

謝ろうと頭を回すが慌ててるのと、男との接触に驚き&嫌悪を感じ言葉がでてこない。

そんな私よりも男が先に動いた。
頭をバッと上げるとつかみかかる勢いで言ってきた

「おれ、あきらめませんから!!」

そう言うとダーッと来た方向に走り去っていった。

それを呆然と見てる私と友達数名だけが残ったわけだが。。


「あ、あんた、!いきなりなんてこと言ってんの!?」

友達の一人が怒鳴った。

このことについては私でも反省。

「条件反射だよ。。。悪いことしたなぁ。」

「ホントだわ!告白されたのにあれってありえない!!」

非難の目で見られた。。

(う゛ーー)

「まぁまぁ、、この子も悪気があったわけじゃないし!!ね、ちゃんと謝るよね?」
もう一人の友がフォローを入れる。

そう言われると首を縦に振らないわけにはいかない。

だが、、

(また、男と会うのもなぁ、、、)

私はとりあえず家に帰ることにした。
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