短編
□風邪
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「水連!!!しっかりしろ!!」
あ…赤井さんの声が聞える。
『ハァッ……ハァッ…あ…かい…さん』
もう私の体は限界に来ていた
するとジェイムズが私の額に触り…。
「す、すごい熱だ。すぐ病院に!!」
ジェイムズの声が聞えて私は意識を失った。
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目が覚めると白い天井が見えてツンとした薬品のにおい。
そして……
「目覚めたか。」
…………赤井さん。
「熱がピークで40度を越していた。……ったく少し遅ければどうなっていたか」
『…ごめんなさい。』
「…いや。気づかなかった俺にも非はある。
気づいてやれなくてごめんな。」
『いえ………。』
「お前はいつも一人でかかえこみすぎだ。もっと俺を頼れ。」
そう言われ頭をなでられる。
『でも………めいわく……なん…じゃ…』
安心したのか私は再び瞼を閉じた。
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「……………………っ//////////迷惑なわけないだろ///////////」
少し苦しそうだが寝顔が可愛いくてつい本音が出てしまう。
‘愛してる’と。
―END−