短編

□風邪
2ページ/2ページ



「水連!!!しっかりしろ!!」


あ…赤井さんの声が聞える。


『ハァッ……ハァッ…あ…かい…さん』


もう私の体は限界に来ていた


するとジェイムズが私の額に触り…。


「す、すごい熱だ。すぐ病院に!!」



ジェイムズの声が聞えて私は意識を失った。



――――――――
―――――――
――――――
――――




目が覚めると白い天井が見えてツンとした薬品のにおい。


そして……


「目覚めたか。」

…………赤井さん。


「熱がピークで40度を越していた。……ったく少し遅ければどうなっていたか」


『…ごめんなさい。』


「…いや。気づかなかった俺にも非はある。
気づいてやれなくてごめんな。」


『いえ………。』


「お前はいつも一人でかかえこみすぎだ。もっと俺を頼れ。」


そう言われ頭をなでられる。


『でも………めいわく……なん…じゃ…』


安心したのか私は再び瞼を閉じた。




---------------------------------




「……………………っ//////////迷惑なわけないだろ///////////」


少し苦しそうだが寝顔が可愛いくてつい本音が出てしまう。



‘愛してる’と。



―END−
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ