短編
□もしも赤井秀一が医者だったら…@
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『もう帰るの?晩御飯食べて行ったら?』
「いいよ。今日…帰ってくるんでしょ??
さっきからずぅーと時計見てたしね」
『…ばれたか。』
そう…今日は36時間ぶり?くらいに秀一が帰ってくる。予定?
「じゃぁ2人の時間。のんびりすごしなさい。」
そういって友達は帰って行った。
PM17:30
秀一が帰ってくるまであと1時間30分。
きっとロクな物食べていないだろうから、栄養あるものでも作ってあげよう。
そう思ってキッチンに立って2時間後
『できた――!!』
さぁあとは秀一が帰ってくるのを待つだけ。
使った道具を洗いながら秀一の帰りを待つ
その時ふとケータイが鳴る
ディスプレイには“秀一”と表示されていた。
それをみて若干表情が曇る。
きっと………
プチッ
『もしもし秀??』
≪あぁ。すまない。急患が入った≫
『そっか。』
できるだけ明るく答える
≪ホントに、すまない。≫
『いいって!ホラ、早く行ってきて!』
寂しい…なんて言えない。
秀一には患者が待ってる。それが、仕事だから。