短編

□もしも赤井秀一が医者だったら…@
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〜秀一side〜




ピッ


少し、悲しそうな声だった。


本人はそれを俺に伝わらない様に必至にごまかしてる様子…。



まぁ無理もない。

久々帰れたわけだし、きっと俺の為に料理を作って待っててくれたんだから。


それでも文句ひとつ言わず「行ってきて」って言ってくれた未夢にはホントに感謝しないとな。


〜pm23:30〜


急患で運ばれた患者をICUに移し、一息つく。




「おつかれさん。もう、上がっていいぞ」


そういってくれたのは上司の伊崎さん



「今日は定時だったんだろ?未夢ちゃん待ってるんだから」


「ホラ、リア充は帰った帰った」と言われお言葉に甘えて上がった。



愛用のシボレーに乗り込み。帰路に向かう――




――――――――――――



家に着けば既に日づけが変わっていて外から見ればおれ達の部屋である15階の一番端の部屋は明かりが付いておらず、合鍵で開ける。






ガチャ


『ただいま〜………』


既に寝たのか寝室からは未夢の寝息が聞こえる





俺はリビングに入り電気をつければテーブルにはラップで包まれた晩御飯と
‘チンして食べてね’と言う未夢が書いたメモ。



荷物を椅子に置き寝室に向かう



ガチャ


起こさない様にそぉーっと入る。




スーッ スーッ スーッ


すっかり夢の世界に入ってる未夢。



寝顔がなんとも可愛らしい。



とても、幼く見える未夢を見てクスッと笑ってしまう。




それでも……いつも俺を支えてくれて…


俺の方が年上なのにな。



俺が支えてやらないといけないのに…





『いつも……ありがと』



頭を軽く撫で、そっと部屋を出た。




to be contened………
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