pkmn novels
□君が悪い
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※グダグダ
「大人しくしてろよ、レッド」
「い、いやだ…っ」
顔を真っ赤にしたレッドがいやいやと首を振る。真っ赤なその顔は恥ずかしいからという理由以外に風邪を引いているからという理由もある。
昨日シロガネ山から帰ってきたレッドは、今日になっていきなり38度の熱を出した。おそらく環境の変化、ということらしいが、なんでシロガネ山にいる状態では風邪を引かないのかが、まったくもって不思議だ。
風邪を引いているのならベッドで大人しく寝ていればいいのに。でもレッドがこうしてベッドの上で後退しているのは、今オレの手に握られている薬のせいだ。
「風邪直んなくてもいいのか?」
「それはいやだけど、何も座薬じゃなくたって…」
オレの手に握られた薬――座薬を見て顔を苦々しく歪めるレッド。円錐状の細長いそれは病院へ行った時に医者から出されたものだ。(小さい子供などがよく風邪を引いた時に使うが、なんでレッドが、ということには触れないでおこう)
レッドの風邪を直す為にそれをしようとしているのに、レッドは尚も拒否を続ける。
「じ、じゃあせめて自分でやる…っ」
「バカ。自分でできないからオレがやるって言ってるんだろ」
なんだコイツ。用はオレにされるのがいやってことか。
確かに座薬を入れるときはうつ伏せになって尻を突き出すという格好をさせられるから恥ずかしいかもしれないけど、こっちは親切で言ってるのに。
「あー!!もう、いいから大人しくしろ!!」
「っ!?」
イライラしたオレはレッドの腕を掴むと、ベッドにうつ伏せにさせ、腰だけをあげる姿勢にさせる。
「ちょ、待っ、グリーン!!」
レッドの制止の言葉を無視すると、パジャマのズボンに手をかけ、そのまま下着と一緒に膝のあたりまで下ろした。
「〜っ、」
レッドの尻が露わになる。明るい部屋の中、外気に触れて微かに震えるそれは白くて柔らかくて美味しそうだ。…って何考えてるんだ。ていうかなんだか段々別のことをしている気分になってきたじゃないか。
「ぐ、グリーン?」
もう抵抗するのを諦めたのか、不安げにこちらを見るレッド。しかし、一度ムラムラしてしまうとそんなレッドの表情でさえ、行為の最中を彷彿とさせてしまい、その小動物のような顔に欲が駆り立てられる。
が、そんな自分に理性をきかせると、当初の目的を果たそうと座薬を握り直し、レッドの尻に触れた。