対照な春と夏

□セシルとジノの美味しいおにぎり計画
1ページ/6ページ

「セシルさん、これは……」


「はい、エリア11…日本の伝統料理・おにぎりです」


ナナリーやアーニャやスザクとお茶を飲もうとしたジノは、スザクは機情、アーニャとナナリーにはガールズトークだからと追い出され、


キャメロットの研究室に来ていた。


「以前、スザクに貰ったのは、中に梅干がはいっていたのですが…ジャムもはいるのですか?」


首と右手をブンブン振るロイド。


「それは〜、セシル君の味覚がいだっ」


「なにかおっしゃいましたか?」


「いいえ、なにも」


お盆片手に微笑むセシルと、頭をおさえるロイド。


それを見たジノは、以前レンタルビデオで見たメオト漫才を思い出した。


日本芸能に生で触れ、ジノは感激した。






「でも、美味しいですよ」


「「えっ」」


セシルは喜びに目を輝かせ、ロイドは驚愕に目を見開いた。


「わかっていただけるんですか!?ヴァインベルグ卿」
「正気ですか!?ヴァインベルグ卿」


重なったのは、「ヴァインベルグ卿」の部分だけだ。



.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ