教室でのひととき
『ねぇ佐助、』
「なーに志保ちゃん。」
『オカンの君に言いたい事がある』
「オカンって・・・・で、何?」
『どうでもいいことなんだけどさ、最近の電子レンジってさ、加熱終わった時の音がチンッじゃなくてピーだよね。』
「そーだね。」
『その場合さ、レンジで温めてという意味で言う“チンして”がさ、“ピーして”にしなくちゃいけないよね』
「ホントどうでもいいねそれ」
『というわけで今度から“ピーして”と言う事を義務付ける。』
「はい!?」
『もうこのこと銀八の許可とって紙に書いて教室に貼っておいたから。』
「どんだけこだわってんの!?」
『そりゃもう元親の肌の手入れ並みに。』
「基準がわからないよ!でもそれはそれで凄くない!?」