私の生きた軌跡

□迷宮編
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続いて彼女は住み込みの出来る寮付きの精神科の病院に勤務をはじめます

結構私の家からは距離がありましたので
会えるのは休みの日だけみたいな日々でした
それはやはり彼女には負担やストレスになったみたいで病状も悪化します

かかりつけの病院とも馴染めないことが多く
なかには素人の私が聞いても有り得ないだろうと思うようなやっつけの対応をするクリニックも多かったです


彼女の負担と不安を取り除くには彼女との距離を近付けなければいけない


かくして何度めかの転職&転居

後に二人の新居ともなる私の実家近くのマンションで新しい生活をはじめます


でも同時に彼女の心の病も侵攻していました

大量服薬 リストカット などの 自殺未遂行為が見え始めるのも この頃からです

彼女を苦しめ続ける母親の声の幻聴に悩まされるのも


通院する掛り付けのお医者さまもあちこち転院したあげくようやく安定しました

以前彼女と同じ精神科の病院に勤めておられた方で独立したのを機に彼女の病気を知っていたので声をかけて頂いたのです

彼女もようやく信頼出来る医者を得たことに安堵したようでした

しかし新たに下された診断は統合失調症でした

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