スマブラ短編

□手料理
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さっそくですが
喧嘩しました。


『私は悪くないもん…』


廊下でぶつぶつ言いながら歩いているとカービィが声をかけようか迷っていた


私は食堂の端っこに行って飲み物を飲んでいた


ロ「どうしたんですか?ユンカ」


きっとカービィから話を聞いたのだろう、ロイが話しかけてきた


『喧嘩した』

ロ「誰とですか?」

『アイク』

ロ「ああー…」


ロイは納得したように頷いた


『……』

ロ「いつもあんなに仲のいいユンカとアイクが喧嘩って相当な理由なんでしょうか…」

『ロイ、絶対に私が正しいから聞いて』

ロ「はい、聞きますよ」

『あのね』






ぐー…

アイクのお腹がなった


『何か作ろうか?』

「…うん」


ユンカはおいしそうなふわふわたまごのオムライスを作った


『どうぞ』

「…ありがとう…」


アイクはパクっと一口食べた


『…ど、どう?』

「……肉の方がうまい…」

『…は?』


ユンカは目を丸くした


『も、もっかい言ってくれる?』

「…肉の方がうまい…でも」

『…ふざけんな!』

「ぶっ!」


ユンカはアイクの頭をガッと掴み、オムライスにおもいっきりアイクの顔にぶつけた


「…俺……」

『2度とご飯つくらないからな!』


ユンカはその場から去っていった


「……」






『ってことがあったの』

ロ「それはアイクが悪いですね…」

『でしょ…私、泣きそうになっちゃった…思い出しても泣きそうだよ…』

ロ「彼女の作った料理にそんな言い方ないですよね…」

『うん…うん……』


ああ、涙出てきちゃったよ…チクショー
アイクのバカヤロー…


ロ「でもアイク…「でも」の後に何を言おうと思ったんですかね」

『え…?』

ロ「え、いや…「肉の方がうまい…でも」って言った時の「でも」ですよ。ユンカが「ふざけんな」って言って言えなかったみたいですけど…」










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