スマブラ短編

□一番いい
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『マールス』

マル「ん?どうかした?」

『抱きついてもいい?』

マル「ふふっ、そんなのいちいち聞かなくてもいいよ」

『そっか』


ユンカはマルスにギュッと抱きつく


『(細い…骨と皮だけみたいに細い…)』

マル「ユンカ、今日は積極的だね」

『んー…うん』

マル「ユンカ」

『ん?』


ユンカはマルスに呼ばれて上を向く
マルスはユンカにキスをしようと顔を近づけた


『いらない』


ユンカはマルスのあごを頭突きした


マル「ッ!!!?」


舌をかんだらしい


『んーなんか細くて抱き心地もあんまりよくないからもういいや』


ユンカはパタパタと走っていった


マル「(僕って…王子だよね…?王子だよね…?)」


マルスは少しだけ、少しだけ自分に自信をなくしたらしい



『ロイー』

「ん?どうしたんですか?ユンカ」

『抱きついてもいい…?』

「えっ!?」

『ダメ…ならいいけど…』

「い、いや、ダメじゃないですけど!」

『けど…?』

「お、俺でいいんですか…?(//」

『ロイがいい』

「ッ!!//」


ロイは顔を赤くした


『ロイー…?』

「ん、はい!?」


ユンカはロイのお腹辺りにギューッと抱き着いた


「(なんか微妙な位置だなぁ?)」

『(マルスより肉あるし…すっごい抱き心地いい…マリオみたいにぷにぷにじゃないけど、なんか気持いい…フォックスみたいにあったかくないけどなんだか…温かい気持ちになる…)』

「…ユンカ、なんかありました?」

『んー…あったと言えばあった』

「なにがあったんですか?」


ユンカはうーん、と考えている


『疑問なんだけどね』

「はい」

『なんでロイってこんな抱き心地いいの?』

「え…ッ!?//」

『マリオとかフォックスとかマルスにも抱き着いたんだけど、満足なんだけど…何か足りない感じ。でもロイにはそれがない。なんでかな…』

「ユンカ…」


ロイは顔が赤くなるのを抑えてユンカを見た








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