マリオ短編

□暗い部屋の約束
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オヤ「ルイージくん!」

「は、はい…」

オヤ「なんで今日呼び出されてるのか、不安に思っているじゃろう?」

「はい…」


ルイージは涙目になりながらオヤ・マーの話を聞いている


オヤ「ルイージくん、今回もあの屋敷に行ってもらいたいのじゃ」

「出来れば嫌です…」


ルイージはガクガクと震えながら俯きオヤ・マーに反対する


オヤ「まぁまぁ、最後まで聞くのじゃ。実はな、ずっと明かりがついていたはずの屋敷がな、1部屋だけ真っ暗になったんじゃ」

「1部屋だけ!?なんでなの!?不気味だよ!!」


ルイージはお団子のようにまんまるになる


オヤ「だから行ってみてほしいのじゃ。新しいおばけの子でも生まれたんじゃないかと思うんじゃが、行ってはくれんかのう」

「嫌です、帰りたいです、お留守番します!」

オヤ「…オバキューム貸してやったじゃろう?オバキュームのおかげでお兄さんを助けられたんじゃろう?」

「うわあ、ずるいよ博士!」

オヤ「まぁ、大丈夫じゃ。今回もちゃんとオバキュームを貸してやる、安心して行っくるのじゃ。というよりわしがその新しいおばけの絵がほしいっていうのが本音じゃが…」

「うぅ…やっぱり…」

オヤ「ほら、ゲームボーイホラーも渡しておくぞ。わしは歳だからな、仕方ないじゃろう」


そんな訳でルイージはマリオがさらわれたことがある館にやってきた


「嫌だなぁ…怖いなぁ…ただおばけを吸いに行くだけなんて…目的もないのに…」


ルイージはガクガクと震えながら館のドアを開けた

中は明るいがキノピオすらいないのに更に不安が募る


「やだなぁ……はあ…」


ルイージは大きくため息をついた

ちなみに明かりが消えていたと思われる部屋は2階の祖父母の部屋


「生まれたての子がなんで祖父母の部屋なのかなぁ…絶対おかしいよ…」


奥の扉に手をかけて1階の廊下に出た瞬間全ての部屋の電気が消えた


「やだああああああああ!!なに、なに!?なんでぇぇえええ!?」








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