マリオ短編

□美しい者には花が似合う
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「ユンカ〜♪新しいマジックを思いついたんだ。見てみて」

『なになに?』


ディメーンはバッと花を出し、ユンカに渡した


『すごい!綺麗だね!』

「ユンカの笑顔の方が綺麗だよ〜」

『ディメーンったら…この花、なんていうの?』

「んっふっふ〜♪僕はね、その花大好きなんだ〜アネモネって言うんだよ」

『アネモネ…?聞いたことないや…』

「こんないい花を知らないなんてユンカもまだまだだね〜」

『というか…ディメーン…花に興味あったの…?』

「…その花、だけね」


と、ディメーンゎ急に静かになった


次の日


「ユンカ〜♪」

『ん?どうしたの?』

「はい、美しいユンカにはこの花が本当によく似合うね〜」

『お世辞ありがとう…』


次の日も


「はい」

『今日もくれるの?』

「同じ花だけどね〜」

『変なの…』


また次の日


『ディメーン…』

「なんだい?」

『この花…もぅ部屋にたくさんあるんだけど…』

「ユンカにはその花以外あげたくないんだよ〜」

『なんで?この花以外ウチ似合わない?』


と、ディメーンゎ急に黙り始めた


『…ディメーン?』

「なんだい?」

『なんか…あった…?』

「なんもないよ〜ただ、ユンカって本当に鈍感だなぁって思っただけさ〜」

『なんだよ…失礼だな…』

「じゃぁ、ヒントを言うよ…アネモネの花言葉さ〜」

『花言葉…ねぇ…』


次の日、ユンカはナスタシアに聞いてみた


ナ「花言葉…ですか?」

『うん、花言葉』

ナ「そこまで詳しくはないですが、多少なら」

『アネモネ…って花なんだけど…ディメーンから毎日もらうの』

ナ「!! …ディメーンが…ですか…」

『?? 知ってるの?教えて!』

ナ「それは直接ディメーンから聞いた方がいいです」

『なんで…?』

ナ「いえ…なんでもです。それとユンカ…ディメーンのこと…どう思ってるんですか?」

『ん?ディメーン?花を毎日くれるのは本当に嬉しいよ!』

ナ「つまり…好き…ですか?」

『単刀直入に言うとね』

ナ「そうですか…それでわ、ディメーンに会って花言葉を聞くといいでしょう」

『?? 分かった!じゃあね、なっちゃん!』


ユンカはディメーンに会いにいった


ディメーンは探そうと思うとなかなか見つからない

こっちは隠れててもディメーンはすぐに見つけるのに


『ディメーン…?どこー?』

「呼んだか〜い?」

『わあ!!ビックリしたぁ…』

「今日の分だよ〜」


そしてディメーンは花を渡す


『ねぇ…』

「なんだい?」

『そろそろ聞かせてよ、アネモネの花言葉』

「…んっふっふ〜♪やっと聞いてくれたね」


ディメーンはまた少し静かになってそっと言葉を発した


「君を愛してる」

『は…!?////』

「ユンカ、愛してる〜」

『ちょ、ちょっと!!!!急すぎて何がなにやら…////』

「照れてる〜可愛いね〜」

『うっるさい!!//』


ディメーンはユンカにそっとキスを落とした


『ちょ、ちょっと!!// ディメーン…//』

「ゴメンね、ナスタシアとの話聞いてたんだ〜僕のこと好きでよかったよ〜」


ディメーンはユンカをぎゅっと抱きしめた


「愛してる、ユンカ」

『ウチだって前から…』


と、言いかけた所でまた口をふさがれた






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