マリオ短編

□明けまして今年もよろしく!
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『!!…すっかり忘れてた!そろそろ年越しソバ食べないと!』

姫「あら…速く食べないと年明けそばになっちゃうわ」

『今、作るね』


23:40


『はい!そんなに量はないからすぐに食べれると思うよ』

姫「おいしい〜♪」

雲「体が暖まります〜!おいしいです!」

玩「なんの料理でも、本当においしいね。ユンカが作ったのわ」

『(だってジーノにおいしいって言ってもらいたいし…)つゆをちょっとこだわったからだよー!』

姫「もう食べ終わっちゃった♪」

雲「ごちそうさまでした!」

玩「おいしかったよ」

『みんな急いで食べすぎ!!でも、完食ありがとう!』


23:50


『さっきの年越しソバの食器も片付けたし…部屋も片付けたし…後は年明けを待つだけだね』

姫「ユンカってホント…準備いいわね」

『そう?ルイージがやってたことをマネしてるだけだよ。マリオが「ユンカは何もしなくていい。弟にまかせればいい」って言ってて…家事を全部ルイージにまかせるから遠くで見ることしかできなくて…べ、別に将来、絶対大事になることだから覚えた訳じゃなくてね!?』

雲「長文になってますよ」

姫「(ツンデレ…)」

玩「ユンカ、ありがとう」

姫「(料理出来ない、家事出来ない、洗濯機すらいじったことない…私って…)」


ピーチ姫は真冬にだらだらと汗を流し始めた


『ウ、ウチでよければ…教えるよ…?』

姫「(心の声が読まれてる!?)あ、ありがとう…ユンカ…」


23:55


雲「あと5分…ですね」

姫「そうね!ユンカ、ジーノさん!2人で花火を外で見て!」

『えっ?』

姫「いいからいいから♪温かい格好してね!最後まで気を抜かずに見てね!」

『う、うん…?』

玩「…じゃ、行こうか」

『そうだね!』


2人は外へ出て行った


姫「〜♪」

雲「花火に何かあるんですか?」

姫「〜〜♪」


23:58

From外の2人


『なんかドキドキしてきた…』

玩「なにがだ?」

『…2人きり…が…』

玩「今頃何言ってるんだ」


ジーノはクスッと笑った


『あ、花火が上がった…』

玩「明けましておめでとう、ユンカ」

『うん!明けましておめでとう!』


花火はどんどん打ちあがっていく


『わあ!すごい!綺麗…』

玩「天空で見るより全然綺麗だ…感動したよ…」

『あ、星の形してる!』

玩「…アレ、フカフカ君の形じゃないか?」

『ホントだー!マロだ!』


ユンカは花火にすっごく夢中になって見ていた

ジーノはそんなユンカの姿を見ていた


玩「…ユンカより綺麗なものはないけどね」

『えっ?なんか言った?』

玩「綺麗だね、って」

『そうだよね!…あ!』


今度はマリオとピーチとクッパの形の花火


『すっごーい!ちゃんと形になってる…!』

玩「(なんか妙にマリオの形が歪んでいた気がしたけど…気のせいかな…)」

『ちょっとマリオが形崩れてたけど…』

玩「(あ、気のせいじゃなかった)」


3分ぐらいが経ったころ


『わぁ!めっちゃ花火が打ち上げられる!』

玩「もうすぐ終わりかな…」

『(…ウチとジーノが出てない…ウチはともかく…ジーノは…)』


3秒ぐらい間があって

最後と思われるヒュ〜という花火独特の音

バンッと花火が開いた


『あっ!』

玩「…!」


ジーノらしき形の花火と
ユンカらしき形の花火と
ハートの形をした花火が同時にあがった


『姫様…』

玩「…ユンカ」

『ん?』

玩「今年も…これからもよろしくな」

『こちらこそ!これからもよろしくね!』








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