マリオ短編

□コンビニ
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いつもの帰り道
今日もコンビニに立ち寄る


「(お…あのレジやってる子…新人か?……可愛いな)」


おもわず顔がにやっとなるマリオ


「(弁当でも買っていくか…♪)」


と、マリオは財布の中身を確認した
100円が7枚


「(この弁当と…お茶と…このお菓子買っていくか…)」


マリオが選んでる時
立ち読みしてる客が会話をしはじめた


W「おい、あいつって前からいたか?」

Γ「初めて見たな。なかなか可愛らしいヤツだな」

W「そうだな」

「(俺が最初に目ぇつけたんだ!)」


ふっとレジを見ると
接客が終わり、一息ついているところだった

今がチャンスとばかりに
マリオは気持ちは全力Bダッシュでレジに並んだ


『いらっしゃいませ!』


マリオは弁当と飲み物とお菓子を並べた


『えっと…お弁当と…お茶とお菓子…

「(小声で呟いてる…可愛いな…)」


全ての商品をレジに通して
あの子が元気よく、可愛い声が頭に響く


『685円になります!』


マリオはカウンターに小銭を並べた
…と、そこで大事なことに気付く


35円足りない


「(見間違えた…!!!!?)」


ふっと殺気を感じて後ろを振り向くと
さっきまで立ち読みしていた客


W「なげぇな」

Γ「そうだな」


いかにもイライラしてるというオーラを放っている

マリオはがたがたと震えながら黙っている


『お、お客様…?』


やっぱりコレ…やめときます…


と、お菓子をはじいて
小声で言った


『はいっ!分かりました』


会計を済ませて出口へと急いだ


「(いつも来るコンビニなのに…明日行くのが…なんか恥ずかしいわ…)」


どうしてお前は…
穴以外似てるんだ…
100円と50円玉…








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