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TALES of SgMpHoNIA
ラタトスクの騎士



「二十歳の誕生日おめでとう」
「・・・・・ありがとう」

手を繋いで、浜辺を歩いていたら急に声をかけられた

「覚えててくれたんだねッ・・・キャーーーー!!嬉しい♪」
「ちょ!おもいっきり抱き付かなても・・」

首に手を回して抱き付くとエミルは困った様に手を回した

「・・・・・マルタ、プレゼントがあるんだ」
「・・・え?」

ゴソっとポケットから一つの花柄のブレスレットを取り出す・・・

「こ、これッ」

手に置かれたブレスレットを見て顔を上げるとエミルはにっこりと微笑む・・・

「お母さんの形見の花の髪飾りと同じ・・」
「うん・・・嫌だった?」

胸の中がすごく熱くなって込み上げて来るものを抑えて、心の底から笑顔がこぼれた



「エミル最高ッ・・・・・」


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