★親鶴

□02:どーん★と同棲です
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唐突に事が進んだ今日、婚姻届にサインとハンコを押した。これを市役所に出せば私たちはもう夫婦、家族。そう思うと顔がにやけます。

「鶴の字の親父とお袋に挨拶しといて正解だったろ?」

私は嫌だと言ったのに元親さんが私の両親に勝手に挨拶をしに行った時、もうプロポーズを決めて両親に挨拶をしていたらしい、今思えばそうだなあ、なんて
私らしくないな。

『…そ、そうですね』

素直に頷くのは苦手なんですが、大好きな元親さんが言う事だから、多少どもってしまっても頷いておきたい。

「鶴の字、市役所行くかァ」
『はい、行きます!』
「鬼の嫁は大変だぜ」
『元親さんだって、私の旦那は大変ですよ』
「じゃあ一緒に住むかい?」
『はい!……え?』
「はい決定、んじゃ行くぞ、準備しな」
『ちょ…、え?同棲?良いんですか?』
「来て欲しいから言ったんだがなァ」
『……はいっ!』



(つーかよ、結婚するんだから一緒に住むのは当たり前だろ)(いきなりすぎてビックリなんです)(鶴の字可愛い)(殴り飛ばしますよ)


千 20101204


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