SLAM DUNK*

□three point
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「みんな、今日はよく頑張った。最後まで諦めない気持ちを持っていたからこそ、今回の勝利があったようなものだ。
 …神、お前の最後のスリーポイントがなかったら、もしかしたら負けていたかもしれん。よくやった!」


いつもは『勝って当然!』の高頭監督が、珍しくみんなを褒めている。

激戦だった試合でインターハイへの切符を手に入れたから

いつもより尚更機嫌がいいのだろう。


「最後の神さんのシュート、ホントすごかったですよね!あの土壇場で逆転スリーポイント!もう一生神さんに付いていきます!って感じですよ!」

「はは、大袈裟だなぁ。信長だって、後半始まってすぐに決めたダンク、カッコ良かったよ?」

「そうッすか?あれくらい、スーパールーキー清田信長にとっては、たやすい事ッすよ!」

「自分で言うな。湘北の流川の方が上って気がしないでもないぞ?」

「そんなぁ!牧さん、このオレが流川なんかに負ける訳が無いじゃないですか〜!」

「はっはっは。でも、インターハイではお前にも期待してるからな。当日までの練習を手ェ抜かずにやれよ!
 みんな疲れてると思うから、今日はこれで解散だ。明日はオフ、明後日は3時から練習だからな!ゆっくり休めよ。解散!」


インターハイか…。

去年は、決勝で山王工業に負けたんだ。


今年はどうだろう?

山王はもちろん強いだろうけど、俺たちも強い。

色々考えてみるけれど

今は、打倒・山王工業って事を頭に入れるより

シュートを確実に入れる事を考えなきゃな。

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