小説

□海
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俺と神童、松風そして円堂監督は、海へと来ていた。


何故この四人で来ているのかと言うと
異の始まりは、松風の一言からだった。


†††††††††††


「監督ぅ〜。明日の休み海行きませんか?」

練習が終わり、明日は休みの日だ。
いくらサッカーが好きでも、週一程度の割合で休みはある。

松風天馬は、帰り支度をしていた円堂監督に笑顔で問い掛ける。

それを聞いて、同じく監督に話掛けようとしていた俺と神童が一瞬固まる。

「どうした、天馬急に?」

笑顔で問い掛ける天馬に監督も問い返した。

「えっいやぁ、ほら・・最近暑いじゃ無いですか!だから、海にでも行こうかなぁって、ね。先輩」

言い訳に困ったのか近くにいた俺達に助けを求めて来た。

「そう何ですけど。でも、ほら、俺達だけじゃ危ないじゃ無いですか?」

監督と海に行けるかも知れないチャンスなので、松風の話にのる事にした。
隣で神童が今だに固まっているのは、取り敢えず置いとく事にした。

「そうだよな。よし、明日皆で海行くか」

俺の言葉に賛成したのか監督が笑顔で言う。

「メンバーは、誰なんだ?」

「天馬と霧野と俺です。」

監督の問い掛けに即答したのは、いつの間にか戻って来ていた神童だった。

「へ?他は、誰も行かないのか?」

三人だけだった事に驚いたのか、監督が不思議そうに言う。

「他の皆は、明日用事があるそう何ですよ。ねっ?」

「らしいですね」

俺と松風が黒い笑いを浮かべながら答える

「なら、仕方無いなぁ。明日は四人で海行くぞっ」

「「「はいっっ」」」

監督の言葉に俺達は、万勉の笑顔で答えた。



†††
 

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