小説

□監督を崇める会
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部活も終わった後
ひっそりと毎日行われていた会があった。


午後8時
サッカー部部室にて


「本日も円堂監督を崇める会を初めたいと思います。」

雷門サッカー部の部長異神童拓人が前に出て言葉を切る


「今日は何の話し合いですか?」

手を上げてきちんと待ってから疑問を問うたのは、一年の松風天馬だ。


「それを今から決めるんだろ?」

さも当たり前の事の様に答えたのは、神童では無く
彼の幼馴染み、霧野蘭丸だった。


「霧野の言う通りだ。何か意見がある者は居るか?」

神童が何時もより生き生きと言う


「俺から一つ提案が」

口を開いたのは、松風と同じ一年の剣城京介だった。

「何かあったのか剣城?」

全員の目線が剣城に集中する。


「いや。只、影山の監督を見る目が同じだったから、そろそろこの会に入れた方が良いんじゃ無いかと」

剣城が言い終わると
松風が一番驚いた顔をしていた。

「そうだな。早速明日の朝、天馬と剣城で行って来い」

神童が言うと二人とも素直に頷いた。

「監督に手を出される前に勧誘しろよ」

霧野がねんをおす


「分かってますよ。監督を絶対譲らせませんよ」

何時もの人懐っこい笑顔とは違う、黒い笑いを浮かべて答えた。

「当然」

それに剣城も賛成する




次の日

影山輝がどうなったかは参加メンバーのみぞしる

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