どんなこと、だろう?
「一人、は誰だって…っ!誰だって辛いのよ!いくらサンジ君だからってそんなこと口にした人をあたしは、あたしは許せない…っ!」
「ナミさ…」
バタン、と荒々しい音を立ててキッチンのドアが閉まる。
…たしかに嫉妬もあった、だけど…だけどナミさんがそこまで奴に肩入れする意味がわからなくて、イライラしたんだ。
まだイライラはおさまらない、
外から「ナミ?こんな時間にどこいくんだよ?!」っていうウソップの声と「ほっといて」のナミさん。
もう、なにもかもダメになってしまうんじゃないかと思った。
事のはじまりは昨日の昼。俺ら麦わらの一味がある夏島についてからの事だった……
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