BOOK

□僕の daily life
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あれからレナと秋はともに生活を始めた、レナはもちろん身内がなかったので秋の家で生活することになんの未練もなかった


「レナーそこにあるコップレナのだろー?持ってきてー」

「はーい♪」


レナがとてとてと秋の所にコップを持って近づいた、秋にコップを手渡した後もなにか嬉しそうに秋の事を見つめている


「…なんだよレナーなんか嬉しい事でもあったのか?」


「んーん♪ただ秋といれるって本当に嬉しいなあって思って♪」

レナが嬉しそうに秋の足元にしがみつくと秋は一度洗い物を止めてレナを見下ろした


「もう一緒に暮らし始めて1週間だろ?そんな大げさな…」


「え………秋は嬉しくないの?」


レナが下を向いて呟く、それに気付いた秋がしゃがんでレナの前髪を上げて見ると必死に涙を堪えているレナの顔が見えた


「…そんな事ないよ、ごめんね」


「…ん…秋ぃ…」


レナがもう一度、今度は秋の胸の中に抱きついた、秋も黙って手をまわして後頭部を撫でてやった


「…で、ところでこのテーブルの汚れようは何かな…?」

「あ…それは……ぼ、僕トイレ!」


「…待てレナ…」


服の首根っこを掴んで持ちあげた、レナも特に抵抗するわけでもなくあっさりと持ちあげられる。



「だってまだお箸とかスプーン馴れないんだもん…前みたいに掴んで食べるのがいいよぅ…」

「だってこれから人間として暮らすんなら必要だぞ?ほら、見ててやるからお箸の練習するぞ」


「う〜…」
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