rehabilitation

□あたまがいたい。
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きりきりと脳髄に食い込むような痛みは朝から消えなかった。
学校になど行きたくはなかった。けれど、休んだ理由を説明することを考えると、酷く面倒臭くなって俺はパジャマ代わりのTシャツを脱ぎ捨てた。




[あたまがいたい。]




「御柳どうしたの」
渋々学校に来れば優等生面した墨蓮が早くも俺の異常を感じとった。

「話しかけんな」

ぽつりと呟けば墨蓮は一瞬戦き、それから「頭痛いのか」と言った。
まぁ表情で何となくは分かるだろう、そんな事位。

「御柳、」「何」「保健室」「良い」「何で」「ウザいし」「…」

養護教諭に色々聞かれたんじゃ、頭痛が悪化してしまう。でも、それは養護教諭→墨蓮になったところで俺の状況は変わらない。



あたまいたいのに
なんでほうっておいてくれないの?



きりきりきりきり
きりきりきりきり
いたいいたい
いたいいたい
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