shangrila short

□Melt!
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真夏にあんまん。
真冬にアイス。




後者は有りだけど、さすがに前者は無い。ウチの団長さまには全く関係ないらしいが。






今朝早く、心地良い眠りについていた私を叩き起こしに来たかと思えば、アイスが食べたい食べなきゃ働かないヨ の一点張りで(食べてもどうせ働かない)、何故か私がパシリになって買い出しに来ている。





降り立った江戸は 冬だった。


正月も過ぎて そろそろ暖かくなってきてもいい頃なのに、江戸は異常気象とか何とかで 大雪に見まわれている。




まだ雪掻きされていない道をズボズボと 大江戸スーパーに向かって進んだ。何でこんな日に限ってパシられなきゃいけないんだよ。



途中で深みにはまってしまい、ブーツの中に雪が入ってきた。


悪態をつき、ジンジンと冷えていた足に更なるダメージを加える雪を蹴散らして、なんとかスーパーの入口についた。



店内は絶対温かいはず!

そう期待して、自動ドアの前に立った。















「…………」










あれ。

何で開かないの。






何度か自動ドアの前で飛び跳ねてみたが、足元で雪が飛び散っただけで 他は何も変わらない。
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