shangrila short

□ぴんくピンクPink馬鹿。
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「アンタ、強いね」


そう団長に言われたのは2カ月ほど前のこと。


入団したてだった私の闘い振りを気に入られ、それきり何かと絡んでくる。



私が任務で出される時は必ず団長も一緒だった。
私が敵と闘ってる最中に 突然敵が吹っ飛んでいったかと思うと、代わりに団長が私に向かって攻撃を繰り出してくることなんて しょっちゅうある。
何がしたいのかと聞けば、私と闘いたいと言う。
いや、今じゃなくてもいいじゃんって。
何で敵と紛れて味方攻撃するの。なんで今。


この前なんか阿伏兎さんと楽しく話していたら、団長が割り込んできて 阿伏兎さんに「あっち向いてホイ」をやろうと言い出した。
訳もわからず団長に合わせていた阿伏兎さんは、あっち向いて「ホイ」と同時に団長の人差し指によって宇宙空間にぶっ飛ばされた。


なんだコレ怖すぎるて。



とにかく団長の行動は理解できない。




気がついたら日常生活まで一緒に過ごす時間が多くなっていた。
というより、勝手に私の部屋に入ってくる。
なんと最近では「お風呂まで一緒に入るのである」

「いや一緒になんか入ってませんから。なに勝手にナレーションに参加してんですか団長」

「えー?俺の願望を言っただけだヨ」

「それならお得意の吉原行ってください。喜んでその夢叶えてもらえますよ」

「ヤダよ小夜と闘いたい、風呂で」

「どういう意味ですかソレ」

「ああいう意味だヨ、吉原的な」


最近は変態発言が絶えない団長。部下へのセクハラだ。
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