shangrila short

□CRUSHER!
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CRUSHER!






「ぐるぁあああ!」



私が変な悲鳴?を上げれば、直ぐに部屋のドアが開き 団長が顔を出す。



「何、どうしたの」



オゥ、マイ ヒーロー!とか叫ぶ余裕もなく 団長のもとに駆けていった。
飛びつこうとした私をあっさりかわして、私は扉にキス。




「ク、クモです!クモが壁をノソノソよじよじぎゃあああむぐ」


無理やり団長に口を押さえつけられ、黙らされる。



「そんなことで一々騒がないでヨ」



団長が勇敢にもクモに立ち向かっていく。私はソレを団長の背中から隠れて見る。



そして、足8本だから昆虫でもない、でもタコでもないソイツに目掛けて 団長は素手を振り上げた。


パン、という音と共に 壁と団長の手によってクモは潰さ……つ、つぶっ、つつつ潰され…

「きゃぁあああ!潰したァ!クモ潰したきゃああああ!」


「何なのもう、クモ好きなの嫌いなの?「ぎゃああああクモ潰れたァアア!」



すると団長はあろうことか、クモを潰した手を私の口に向けてきた。それで私の口を塞ぐ気か!それとも喰わせる気かクモを!絶対後者だ!



「ちょ、うるさい」


「ぎゃああああ!やめて!食べたくないそんなの!足が8本になっちゃううう!私から離れてくださぃいいい!!」


「何この子 面倒くさすぎる。分かった手 洗ってくるから静かにして」




団長はやっと私から離れていった。
が、直ぐに戻ってきた。
まさか、ま、また食べさせに来たのかクモを!




しかし、団長はクモの死骸のついていない綺麗な両手を私に見せた。




な、なんてことだ。






「だ、団長…食べちゃったんですか?」


「……」





fine. 


***
ヒロイン馬鹿でしょー^^

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