icebound shangrila

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「神威さんんん」


「なにさ」


いい加減にしてくれ。
分かってんだろホントは分かってんだろ。
そうやって気付かないフリして、私が苦しんでいるのを見て楽しんでるんだろそうなんだろ。




ご飯食べたいんだよ私は。





「お腹減りましたーもう働けませんー」


「あそこに水道あるから飲んでおいで」



水道水飲んでろってか。
ふざけろよピンクおさげ。



「嫌です。ちゃんとしたご飯が食べたい」


「置いてもらってる身でワガママ言うなヨ」


「神威さんんん、さっき飴あげたじゃないですかァ」


「なに。返せって言ってるの?吐けばいい?胃液でどろどろかもヨ?」


「汚い話はやめてください。お願いですヨ神威団長さま〜、また肩揉みしますから〜」


「いや、いい」


「即答!?そんなに私の肩揉み下手でしたか!」



「あーもう煩いなァ。集中できないじゃんか」


「どうせDSやってるだけじゃないですか。何かくれないと、ゲームの邪魔しちゃいますよ」


「俺を脅すなんていい度胸だね、命知らずのおバカさん」




そう言っている間も神威さんは画面を見続けている。

何もしてくれなさそう。
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