icebound shangrila
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ツッコミを入れた瞬間、団長が覆いかぶさってきた。
素早く両手首を掴まれ、団長の足が私の足に絡みつく。タコか貴様。
「く、くるしぃ!!」
「柔らかいねー、プヨプヨ」
「遠回しでも何でもねーぞその発言!てか苦しくて寝れませんてこんなん!」
「だからお仕置きなんだヨ。ケチャップまみれで人に心配かけといて、安らかに眠らせるとでも思った?」
「え、団長が心配したんですか?」
あれ、今 団長サラッと言ったけど。え、心配かけといてって……え?私のことだよねソレ、え?
あ、団長が目を合わせてくれない。どういうことだコレ。何この気まずい空気やめてぇ!
「……お前の心配なんかしてないし。馬鹿じゃないの」
「いや、だって今 心配かけといてって団長が言っ「うるさいなー、」
団長の顔が私の正面から逸れた。ん?とか思って、瞬きをして目を開いた瞬間には団長の頬が私の左頬にあたっていた。
あれ、なんだこの状況。