( ^ω^)が鬼退治に行くようです
□二話:(,,゚Д゚)と悲しい子
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(,,ーДー) 「ただいま」
畑仕事を終え、家に入る。
家は良い。
そこに居るだけで、身も心も暖まる。
(*^ー^) 「おかえりなさい」
自慢の妻、しぃだ。
俺の知る限り、誰よりも優しくて暖かい人。
長年連れ添ってきたが、しぃに対する好きという気持ちは少しも掠れたことがない。
むしろ膨らみ続けているくらいだ。
(,,゚Д゚) 「しぃ、大好きだ」
(*^ー^) 「私も」
(*^ー^) (ギコくんはいつも唐突だなぁ)
(,,゚Д゚) 「さて、とりあえず風呂に…ん?」
机の上に箱を見つけた。
竹で出来ているようだが、随分と丁寧に編み込まれている。
(,,゚Д゚) 「これは…?」
(*゚−゚) 「あ、それ洗濯してるときに流れてきたの」
(*゚−゚) 「なんだか中から泣き声が聞こえた気がして、不思議だったからもって帰ってきちゃった」
(,,゚Д゚) 「……そうか」
(*゚−゚) 「うん」
(,,゚Д゚) 「とりあえず開けてみるか」
台所から包丁をとってきた。
箱のはじを少し切り、編み込まれた竹を引っ張って外していく。
(*゚−゚) 「わぁ」
(,,゚Д゚) 「……」
思っていた通り、中には赤ちゃんが入っていた。
( ーωー) スピースピー
小さな箱の中で、足を屈めて寝ている。
(*゚−゚) 「赤ちゃんだー」
(,,゚Д゚) 「だな」