華鬼
□幸せな日々
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いつものように神無が朝食を作るリズミカルな音を感じ華鬼は目覚めた。そして、神無と共に朝食を終え、他合いない話しをし、いつものようにのんびりと休日を過ごしていた。
神『華鬼…お願いがあるの…』
華鬼は驚きに目を見開いた。神無が俺にお願い…?普段から欲が薄い神無がお願いなんて珍しい…否、始めてなのではないか?
華『なんだ?』
神『あの…華鬼と一緒に…桜見に行きたくて…』
照れたようにたどたどしく話す彼女が愛おしくて堪らなくなった華鬼は神無を優しく抱き締めた。
華『お前が望むのなら、行こう』
そう言って華鬼は微笑んだ。
神『楽しみ』
神無は嬉しそうに笑った。