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□隠れんぼ♪
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「ね〜え♪葬儀屋、かくれんぼしましょ♪」

「かくれんぼ?また急だね〜ぇ。」

「だって………。」






グレルは散歩をしていた時に、たまたま遊んでいる子供達を見た。

『もういいかい?』


「楽しそうネ☆」


子供達の様子をしばらく見ていたグレルは、だんだん自分も『かくれんぼ』をしたくなってきたのだ。

そこでさきほどの通り、グレルは葬儀屋をかくれんぼに誘う事にしたのだ。



「ね〜、やりましょ♪」

「う〜ん、仕方ないね〜ぇ。」

「やってくれるの?」

「たまには面白そうだからね〜ヒッヒッヒ。」

「じゃあ葬儀屋が鬼ネ♪」


グレルはそう告げると、相手の言葉も聞かずに隠れに行ってしまった。


「かくれんぼ……ねぇ〜。」


葬儀屋はそう呟き、この歳になって、かくれんぼなどやろうなんて言うグレルが可愛いらしくて、愛しさのあまり顔が綻んでいくのが感じた。









「さて、と……どこに隠れようかしら?」

グレルは外に出て、しばらくブラブラしていた。

あたりを見渡し、どこかにいい隠れ場所はないかと探していた。


「あそこなんていいかも♪」


グレルが見つけたのは一つの公園。
その公園の一角にあるトンネルにグレルは目をつけた。


「ここに隠れていましょ♪」











一方、半ば無理矢理鬼となってしまった葬儀屋はグレルを探していた……というよりグレルがいる場所へと向かっていった。


「ヒッヒッヒ、本当に愉快だね〜ぇ、グレルは死神が匂いや感覚だけで場所がわかるなんて忘れてるなんてね〜ぇ、ヒッヒッヒ〜。」


いつもグレルはセバスチャンの居場所が匂いや感覚でわかっているからこそ一緒に居るのに……。

それを忘れてかくれんぼなんて…。


「君を見つける事なんて簡単なのにね〜ぇ。」


葬儀屋は一人愉快そうにグレルのいる場所へと向かったのだった。










「…………。」

グレルはというと、隠れたのはいいが、もし葬儀屋が探しに来てくれなかったらとか、見つけてくれなかったらなどの不安でいっぱいになっていた。


「葬儀屋……。」

だんだん不安が強まってきて、グレルは帰ろうかと思ったその時…。




「みぃ〜つけた」



「っ!?葬儀屋///」


葬儀屋はグレルを後ろから抱きしめていた。


「よく…わかったわネ?///」


まだこの子は死神の能力を忘れているのかと葬儀屋は思った。


「まったく、君は本当に可愛いね〜ぇ」

「え?」

「小生は例え君がどこへいようとも、君を絶対に探しに行って、迎えにいくよ。」

「葬儀屋……。」


例えどんなに遠くでも絶対に君を探しに行くから……。


葬儀屋は、そうグレルに告げた後、二人は向き合い、自然とキスをした。


「ねぇ、葬儀屋?」

「なんだい?」

「大好きヨ。」

「違うねぇ〜。」

「え?」


葬儀屋はグレルの耳元で


「小生は君を愛しているんだよ、好きよりも、大好きよりも、深く君を想っているのさ」


耳元でそう葬儀屋から告げられたグレルは全身が赤く染まってしまう程に熱が上がった。


「もう、心臓が持たないわヨ///」

「ヒッヒッヒ、小生の本心さ〜」

「もう///」


グレルは葬儀屋の手を取り「お店に帰りましょ」と、半ば強引に葬儀屋の手を引っ張りトンネルを出た。


「ねぇ〜グレル?」

「なに?」

「今の君は顔まで赤く染まっているね〜」

「なッ///うるさい!!」



君は本当に可愛い。
一生君は小生の傍から離れられない。
大切な大切な小生の死神。
例え何処へ君が消えてしまっても、小生が必ず君を見つけて君を追い掛けるから。



愛してる。
















あとがき

前のサイトが消えてしまい、前書いた小説も消えてしまったので、今回この小説は久々に書いたものでした。
相変わらずの駄文…。

本当に申し訳ない。

あー、文章力欲しいな〜(┬┬_┬┬)

こんなグレルがグレルでない小説、葬儀屋が葬儀屋でない小説でもここまで読んでくれた方に本当に感謝いたします(>_<)


心からありがとうございました。
 

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