2年後からの海

□電伝虫はそんなふうに使うもんじゃあありません
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「あ……アッ」
「もっと欲しい?これ10匹くれェいるんだよ、まとめ買いしたから」
 両の乳首に一匹ずつ、それからチンコに五匹貼り付ける。
「あう…っ!!」
「んー、お尻にも挿れちゃう?8センチ進んだら元に戻ってくる、それからまた8センチ進む…の繰り返し、なんて設定でどうかな」
「ヒッ………う、…あンン…―――」
 映像のほうのゾロのケツにも、チビ電伝虫がブニュ〜リと這入っていくのがデカデカと映った。
「すごっ…見てよ、かたつむりに弄ばれて嬉しがってる変態の出来上がり、ほら」
 映像電伝虫を持ち上げてわざとゾロの全身を映した。
「おい、恥ずかしがってねェで正面から凝視しろよ。…ボクはかたつむりにエッチなことされて悦ぶ変態です、変態のいやらしい体をもっと見てイジめて下さい、かたつむりビッシリチンポをみんなでいっぱい撮影して下さい……って感じ?」
「ば…かっ、………やあ…」
 ゾロの体が小刻みに震えた。
「…ねえゾロ、このチビのほうはヌルヌルさせて遊ぶのがメインだけど、普通に電伝虫だぜ、音も出せる。這いずり回ってるトコのお前の音、実況してもらおうか……」
 そっとボリュームを調整すると、空気中にピチャピチャとかグチグチとかいう湿った音が響き始めた。
「ハハハ…ッ、ヤバい、めちゃくちゃエッチだねこれ」
「ふ……っ、…あ…ヤ、…………嫌…」
 嫌とか言ってやんの。けどおれは当然知ってる。いや今さらだよな。ゾロがイヤイヤとか言いながら無理矢理されるのが好きなドMちゃんだなんてことは。
「なあゾロ…後ろに挿れた一匹はバイブ機能ONにするよ、ほら…中、どう」
「アアア…ッ」
 ビクンとゾロの首が大きくのけ反った。
「あれ?なに、ちょうどいいとこバイブレーションされちゃった?」
「ンンン……っあぐぅ〜……」
 ゾロが動物のような呻き声を上げ、虚ろな目つきで恍惚とし始める。特に弱いところを複数のかたつむりにヌルヌルと撫でられ、擦られ、突つかれ、揺すられ…
「ああああ…ッン、…ハァ…ッ、…あふ…、も、もう…」
「何?もうイキそう?」
「………っ…ん…」
「イクときはちゃんとそう言ってね、『イクゥ〜』って、聞かせろ…」
「っ!!や…、…ハァ…」
「ダ〜メッ。言わないなら縛ったまま朝までキッチンに放置しちゃうよ」
「…あ……あ、バカ言うな……」
「…なあゾロ、自分のが射精する瞬間なんてあんま見たこと無ェだろ。アップにしてやるから見て…かたつむりに擦られちゃったイキチンコ見て……ちゃんと見ながら、イクって言って」
「……っふ、……ンン…あ…」
 ついでにおれは、もう一度取り出した筆の毛先でザリザリとゾロの尿道を責めた。
「ハア…ッン―――」
「気持ちイイ?…ゾロ、映像すごいね、お前の、あんなに赤く膨らんで……イッちゃうね、…もう、イッちゃいそうだよね…どうなの?言ってみろ」
「ウッ………ああっ、…あっ、」
 ゾロの潤んだ瞳が、高まる自分のモノの映る先に夢中で見入っている。
「…ん…あ、…ッ……………ああ…イ、クゥー…――――――!」




 しばらくゼェゼェするばかりだったゾロが、数分後、やっと小声で「外して」と言った。多分、手錠だのチビ電伝虫だの、もろもろの小道具たちのことを。
「………ダメ」
「?!……は〜?…」
「ゾロお前、これで終わりと思ってんじゃねェだろうな。ああまァ、脚のロープは取ってやるけど。まだまだまだだよ…かたつむりにはしつこく弄ばれとけよ。そのままで…次はおれと繋がった部分を壁にアップで映そう」
「……悪趣味だぞお前…」
「そんなことねェだろ。……お前を愛したんだ。おれの趣味の良さに乾杯」
 ゾロの耳たぶあたりに口づける。
「…っ馬鹿、キモい、今すぐ海に落ちてしねッ///」
 そんなこと叫びながらも、おれのベタなセリフなんかにどう見たって照れてるゾロが可愛い。
「あー…ワリ、おれ海ン中とか魚人並に動けるからな、そのくれェじゃ死なねえや」
「うっ……クソッ、今すぐしね!!」
「え〜なに、腹上死?色っぺえじゃん……そんじゃ、今すぐ昇天の準備に入りましょ」
「////…あっ、ちょっ…」


 このエロかわの淫獣がいつも期待以上の反応で喜ばせてくれるもんで。おれのこのテの楽しみは、ほんと尽き果てることがないのだった。

「…次はどんなおもちゃ買おっかな〜…」
「もういいよ!!」
「えー。そうお〜…?」

END
 
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