♪リクエスト作♪

□もっとイケナイ悪戯
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 前半の海『イケナイ悪戯』の続き読みたいというコメントを受けて。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 おれにもたれかかってすっかり脱力中のゾロは、なかなかその乱れた息が整う気配がない。

 そんなに刺激的だったんか?―――アホなおれはちょっとオモチャに嫉妬してみたり。

 しかし続きがしたくて待ってられない。汗ばむゾロの背中を右手で撫で下ろしながら、そのまま奴の敏感な割れ目を目指してみる。そしてその窪みの入口を軽く指先でつつくと、ゾロの体にビクッと少しばかり力が入った。

「あ…待っ……コック、す…少し休ませろ…っ」

「あ?何言ってんだよ、おれはとっくに限界だっ」

 おれはズボンのポケットからいつものローションを出し、慣れたとろみで自分の手を濡らす。そしてそのままゾロの内部へと指を埋めると、奴は身じろいで吐息を震わせた。

「…っ…あ……ふ…」

 ゾロの前立腺。素直で可愛いその器官がおれはとても好きだ。コリッとした突起を探り当て、指の腹で潰すようにしながらグリグリと擦ってやると、ゾロは艶っぽいうめき声をあげて体をしならせる――それからおれにギュッと抱きついてきた。

(う。クソ可愛い奴だぜ、ホントにこいつ…)

 おれは首を動かしてゾロの顔を間近で見る。恥ずかしそうに目を閉じているが、それは確かに、堪えきれないほどの快感に悦んでいる顔だった。

「ゾロ……」
「んっ……は…、ああっ…う…っ」

「……ゾロ、これ見ろ」

 ゾロに向かって掲げたおれのもう片方の手は、指先で錠剤を一つ握っている。それをチラッと見遣ると、今まで余裕なさそうだったゾロの表情が少しだけ呆れ顔に変わった。

「コック…?なん…だよそれ、次から次へと意味不明なもん、お前はっ…」

 そんなゾロの質問に答える代わりにおれはニヤリと笑ってみせて、挿入していた指の動きを少々強めた。

「――!!…っ、はっ…、ああっ…」
 そして抑えられない声を放つためにゾロが開いた唇の正面から、おれはその丸い飴玉状のものをほうり込む。

「ん…っ?!」

 それからいったん指を抜き、口を塞ぐみたいにキスをした。おれの舌で錠剤を奴の喉の奥のほうへと押し込める。

「ん……うう…」

 仕上げにワインだ。床に置きっぱなしにしていた瓶を掴んで奴の口元へ持っていき、一口二口と飲ませてやる。

「うっ…ん……、あ…ハアッ、…おまっ…コック、何してんだよっ…今の、なんだ!」
 突然、しかも無理矢理何か飲まされたゾロは、抗議の気持ちいっぱいみたいな目でおれを睨みつけた。

「間違いなく飲み込んだよな?…それな、媚薬ってやつだ。ヘヘッ…通常に興奮した時より、10倍くらいのスゴさでヤりたくなっちゃうらしいぜ」

「……はっ?!」

「どうかな……ゾロどう?なんか変化ある?」

「な…にバカ言ってんだ、…本当なのか…?別になんとも…」

(…まあ、そんなすぐさま効くはずもねェよな)

 おれはもう一度ローションを手に取り、ゾロの腰を抱き寄せた。そしてさっきと同じ、あのポイントをマッサージするように小刻みな動きで触った。

「これ…こうするの、いいんだよな?お前」
「あ…!ん…っ、んん……あ…」

 ただでさえここは強烈な性感帯だ。そのうえもし薬が効いてきたらゾロ…どんなことになっちゃうんだろう――おれはゴクリと唾を飲んだ。


 しばらく経って、いやおれが思っていたよりずっと早く、ゾロの変化は現れた。
 熱でもあるかのように苦しそうな浅い呼吸をし、頬を紅潮させて、明らかに目はトロンとしている。ちょっと寝ぼけてる時のようにも見える。どこか気だるそうな顔だった。

「はっ…はっ…ん…っ、…ふっ…あ…ああ」

 ゾロはそのままイッちゃいそうな状態になっていたが、おれももう入りたかったので後ろの指は途中で抜いた。

「あ―――ダ、ダメ…だ。ダメ…ダメ…ッ」
 一体何が駄目なのかわからないが――まあ多分、指を抜いちゃダメだったんだろう――、わけわかんなくなってダメダメを繰り返し始めたゾロはやたら可愛かった。

「大丈夫だゾロ…もっといいモンで擦ってやるよ」

 おれは服を脱ぎ捨て、もう一度ローションを使ってその場所をほぐす。そして――まずはゾロの善いところに当て続けるようなつもりでおれのを挿入し腰を動かした。

「ゾロ…っ、……んっ」

「ああ…っん、あ、…あっ……あああっ」

 ゾロは聞いたことないくらい甘い声で喘いだ。これはすげェ…なんつーか、媚薬万歳だ。

 しかし思えば、いつからこんなスムーズに出来るようになったんだっけか…最初の頃はおれが激しく動くなんてェのはとんでもないことだったんだが、今じゃもう、こうするために生まれてきた専用の物質みたいにおれは、自在にゾロと一体になることができる。
 ゾロと繋がっていることが、好きで好きでたまらない――!
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