前半の海


□オマケ短文その1
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鷹:なあなあ、それでな、この『ミホ→←←←ゾロ』とかいう話は、全体的には非常〜に真実をよく表わしていてなかなか良い出来だと思ってやってもいいわけだおれとしては

赤:あれ?
最初はそんなモンじゃなくものすげーはしゃいでなかったか?何カッコつけ出したんだお前

鷹:しかし納得いかないことにだな、

赤:(またおれの言うこと聞いてねーし)

鷹:この最後のほうだよ。なんでロロノアの奴、おれに全力でくるまれていながら「寝ちまいそう」とか言ってるのだ?

赤:いやでもホラそれはさ…

鷹:なんでそんな余裕でいられるんだろうな。ここはもっとチソコおっ勃ててハァハァ言うとこだろう!

赤:チソコ言うなホンッッットにアホなのかお前は恥ずかしいっ!

鷹:んー…だってな、読めば読むほどこれはない

赤:(読めば読むほどってコイツが言うと何万回とか読んでそうでこえー)

鷹:ん?赤髪お前、何を黙り込んでる?お前まさか…今ロロノアの裸を想像したな?なあ!そうなんだろう

赤:ギャ〜ッおれもうお前本気でめんどくさい。そう思ってるならもうそれでいいゴメンナサイ

鷹:ほら見ろロロノアのやらしいコトを考えてたんじゃないか油断もすきもない…で?どんな姿を想像しちゃったんだ…正直に言ってみろ…ハァ…ハァ…

赤:言い掛かりと妄想で勝手に興奮すんなよ気持ち悪いっ

鷹:…ああ、そういえばお前、以前バギーと付き合ってた頃は攻めだったよなァ

赤:「攻め」とかゆー言葉お前が使うなっての!どこの世界の概念だよ…っていやいや何の話をしてんだ!捏造すんなお前ェ…!

鷹:捏造してないだろ。なんだよ、これ内緒だったのか?…ハッまさかあっちともまだ続いて…

赤:ワァーッ!!もういいっ、捏造じゃなくてもなんでもいいからとりあえずひ・と・ま・え・で、誤解されるようなことを話すのをヤ〜メ〜ロ〜

鷹:ああ…まァおれも、お前らオッサン同士が誰とちちくり合ってようと実際なんの興味もない

赤:(お前が一番オッサンで変態だっ)
…あー…そしたらなんだろうな、『ミホ→←←←ゾロ』とやらでおれが気になった場面を発言してやろうか

鷹:なんだ<●><●>

赤:あからさまに食いつくなようっとうしい…(もはや“何の目”なんだお前)
えーっとだな、…ここだここ。ロロノアが、お前がため息をついたと気にしてるんだ。結局なんなんだよこれは

鷹:…知るか。おれには覚えがない。もしため息のようなものをついていたのだとしたら…さしずめ「ロロノアこいつマジ可愛いな、やれやれだぜ」とか「記念日なのに安酒持ってきてんじゃねえぞ、お前の処女にはもっと相応しい酒ってものがあるんだ、やれやれだぜ」とか、いずれにしても全体的におれがロロノアにメロメロだったんだろうと推察できる

赤:真顔でグダグダだなお前……毎度ながら聞かなきゃよかったぞ

鷹:フン、そんなこと言ってお前ずいぶん『ミホゾロ』読みこんでるじゃないか…本当はおれのことが気になって、見守りたくて仕方ないんだろう?ん?

赤:は?!しょっちゅう訪問されてはしょうもない酔っ払いトークを聞かされたうえにそんなお前の様子が気になるって?どんだけ気がいい飲み屋の親父だよおれァ

鷹:…なんだお前、そんなふうに思っていたのか?それは違うぞ

赤:あ?

鷹:お前が「気がよかった」ことなんて今まで一度だってない

赤:ぐお〜〜っ、そんなこと言うとわかってて構えてたのにやっぱりムカつく〜〜!

END

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