2年後からの海

□電伝虫はそんなふうに使うもんじゃあありません
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「…え……コック、…何してんだそれ…」

 全裸のゾロがおれにそう尋ねる。…全裸だぜ。手首には手錠、そして開脚した状態を固定すべく下半身をロープで縛られるところまではほとんど抵抗レスでなすがままだったっつーのに、おれが持つコレで何するのかってところはやっぱ気になるのか…。ゾロの不安そうな視線を釘付けにしてるのは、おれの手元にある映像伝電虫だ。

「映像電伝虫ね。さて、何するんでしょう…」
 言いながらおれは床上の、ゾロの股間付近にチョコンとそいつを置く。
「なっ…んだよ、何のつもりだ」

 真夜中キッチンでゾロにいろんなことをする。そんな機会に是非ともやってみたいと前々から狙っていたこと…
「これな、特にディスプレイ要らねェんだわ、…ホイ。壁に大映しで映画館気分♪」
「………!!」
 縛られているゾロの体が一瞬ギュッと縮こまる。
「ほらゾロ、大アップ。これお前のチンコだよ。自分でこんなよく見たことないでしょ。…で、これがアナル」
 ゾロの脚を持ち上げて電伝虫の位置をずらし、隅々まで映した。
「なっ………」
「なあゾロ目ェ閉じんなよ…よ〜く見てみ。ほら…ほらっ」
 手を添えてゾロの後ろを広げてやった。
「や……っ、…ヤダよ…あ……ヤメ…」
 ゾロが全身を真っ赤にして悶える。
「ゾロ…すごいねお前ソッコーこんなに大きくしちゃって。…もしかして、触られなくてもイッちゃう新記録達成すんじゃね?」
 言いながら先端を突けばヌルンとした液体がクチュリと小さく音を立て糸を引く。
「あ…っ、…ハア……」
 当のゾロも、自分の性器がそんなふうにわななく映像を涙目でしっかり見ていた。
「ふっ…いい顔だなゾロ。興奮するだろ?淫乱なお前は絶対気に入ると思ったぜ」
「…っ…誰がっ」
「…何その反抗的な態度。説得力ないよ…」
 電伝虫に向けてゆっくりそこを扱き出す。
「あっ…あ、…あっ」
 ゾロが、壁で拡大されまくった自分の局部を見つめ喘ぐ。
「…どう?やらしいよね、見てほら…汁があ〜んなに…」
「…っあ、……ああっ…」
「……これはどう」
「…ッ?!」
 拘束されたままのゾロがビクビクッと腰を浮かせる。
「画面見て…これは、筆。普通の筆だよ。お前のことコチョコチョするために買っといたの」
「…ィッ……あっ、あっ……はっ…」
 スルスルと筆でカリを擦ると、まるでそれに合わせた楽器演奏のようにゾロが音階的な声を洩らした。
 そしてゾロがガクガク乱れるので、映像の中の肉茎はブルンブルンと揺れる。筆にムチ打たれているように見え壮絶にエロかった。
「あっ…く、……!」
「ヘヘヘ…ゾロ見て、毛先が一部、尿道に入っちまった。見た目エロいけど、感触どうなん」
 おれは遠慮なく、さらに筆をズリリと差し込みながらそれを至近距離で電伝虫に撮影させた。
「は……っふゥ、……んあ…っ」
 アップで映っているのは、その先っちょに筆の毛をブッ刺され掻き回されながら、次から次へピュルピュルと涎を溢れさせるゾロのはしたないチンポ。
「あ……ンッ…はあっ」
「スゲー…お前これ気持ちイんだ。さすがド淫乱。後ろの穴だけじゃなくてこんなとこにも何か挿入して悦んじまうんだな…」
「…そん、な……ああっ…」
「乳首までコリッコリに勃起してるし…フフッ」
「……う、…」
「んじゃ、おっぱいにはコレね、ハイ。“大人のおもちゃ電伝虫”。知ってる?」
 そう言っておれは、体長2センチ程度の小さな電伝虫をゾロの胸に這わせた。それは独特のヌメった体液を放出しながら、こちらが設定した範囲を往復して動くという特殊能力を持つ。皮膚を押す感じの強さも調節できる。素晴らしい。もちろんゾロには最強で…。
 
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