2年後からの海
□誘われたんだろ?
1ページ/1ページ
「ゾロ…お前その服よォ、な〜んかヒラヒラしてて、敵と戦う時とか動きづらくねェのかよ?」
「べつに…今はこれで慣れてる」
「なァお前…気になってたことを一つ言っていいか?」
「なんだよ(前にもこんな展開あったような)」
「お前それ、ミホークにもらったんじゃねェのか?」
「は?!」
「それも新品じゃなくてお下がりだろ、お・さ・が・り。あいつの匂いだの…その、最強目指してた若ェ頃の想いだの、…あー…なんか知んねェけどそんなようなモンが染み込んじまってるってヤツじゃねェのか〜?」
「だ…としたら、なんだ」
「あァ?だとしたらァ?!……いやだ。いやだいやだいやだいやだいやだ。脱げ!戻せっ」
「なっ…何言ってんだよ、おめェにそんなふうに言われるようなことはなんもねェよ。ミスター鼻血のくせに、なんでおれにはピンポイントでこまけェこと言うんだ」
「だって……やなモンはやだっ」
「…(かわいこぶりっこ?)何珍しいテンションになってんだてめェ」
「誰の顔が珍しいだと!」
「言ってねえ。ワンゼ戦のネタか!…って何脱がしにかかってんだコラ」
「だってこんなの…あいつに抱き締められてるようなモンじゃねェか………ってああ、脱がしても出てくるこの傷があった…orz…どんだけストーカーだ鷹の目ええェェェ〜…」
「や、…あのなァ」
「確かに!これはおれとする前にもう刻まれてた傷だ。前彼のどデカイ影だが、おれはずっと我慢してきた。でもよォ…」
「どうでもいいが前彼じゃねえええ!!!!…前も今も将来も!まったくもってあいつはそんなんじゃねーだろ。目ェ覚ませアホコック」
「そう言うけど…あいつのほうは絶対よォ…2年も一緒に住んでて何も思わないはずがねェんだ。だってお前って奴はすごく綺麗で可愛いくて色っぽくてまるで大輪の赤い花のように艶やかで…」
「うっ!どっかで聞いたような、いやおれ的には聞いたことあるはずがねェような…」
「ホントはお前、誘われてたと思うぜ〜。なかったってゆーならおめェのガン無視。天然で気付いてやらなかっただけだ」
「知るか!
お前それこそなー、たとえそうだったら一体なんだっつーんだ!てめェ、この話になるとものすげえ〜しつけェけどもよ、むしろ鷹の目とおれに何かあってほしかったのかよ!」
「…フン…なーゾロ、おれのこと好きか」
「う………そんなの、答えてやらねェ
―――はっ…う、コック突然どこ触ってっ…なん…で、いきなりそうなるっ…あっ」
「なんでって…なんか、今お前がすげェ可愛い顔したから爆発的に欲情した。『答えてやらねェ』って拗ね方、なかなか可愛いかったぞオイ…」
「あっ…ん、…はっ…」
「お前は隅々まで全部おれのモンだって、今からもう一度鷹の目に見せつけてやる」
「見てねーだろ!おいっ…おい…って、……っふ、そんな…強く吸うなあ!……ん、あ……やっ…うああ――!!!」
END
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【あとがき(長い)】
いや、これねえ…w
二年後ゾロのあのガウンみたいのって、
ミホさんからもらったんじゃないかってゆー妄想が私の中でとどまるところを知らなくて。
(もしも原作のほうで後から、実はペローナが縫ったんだとか、全然違う真相エピソードが出てきちゃったらごめんねえ^^;)
その件について、
Deep☆Greenの管理人さんであるリョウスケちゃんに話をふったんですよ、
そのあたりどうなんだって(笑)
すると「もちろんあの服はミホさんのでしょ」と見解が一致(笑)
そのうえリョウスケちゃんによる
「そしたらサンジはこんなふうにヤキモチ?!」
みたいな素敵文も送られてきて、
そりゃあもう楽しいメールタイムで大変でしたww
元々このネタは書くつもりだったけど、
一部リョウスケちゃんの言葉でどう〜しても気に入っちゃったのをパクってます(パクリ宣言か!!)
えーとたとえば、
ミホさんを“前彼”って言うところとか(笑)、
最後のほうの「そんなとこ吸うな」みたいなセリフとか。
…吸うな、ってなんか、やらしくてよくないですか?w
リョウスケちゃん、メールでの語らいを、
ちゃっかり取り入れちゃってごめんねぃ(°□°;)(笑)
2011.9.22 ゆらら