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□君と僕のカンケイ
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「あんたが新入り?
また不思議な奴が来たわね。」
髪を右手の人差し指で弄り
目を細めて笑った君。
それが林檎センパイとの出会いでした。
君と僕のカンケイ
「フラン、暇よ」
「ミーも暇ですー。」
それは、ある日。
ミーと林檎センパイは二人きりでした。
ヴァリアーの、ミーと林檎センパイ以外、任務で居ないなんて、なんてラッキー。
あれから何年でしょうかー?
林檎センパイはミーがヴァリアーに入る頃には既にいて。
おまけに、堕王子の彼女だなんて。
堕王子なんか、いなければ林檎センパイの隣は確実にミーの、ものだったのに。
「そんなに…林檎センパイはベルセンパイが好きなんですかー?」
「なっ、何よ、急に!」
顔を赤くして声を張り上げる林檎センパイ。
なんか、切なくなってきますー…。
「まぁ、好きだけど…」
「きっと
ベルセンパイが林檎センパイを好きな気持ちよりミーが林檎センパイを好きな気持ちの方が大きいのに…。」
「は!?」
顔を赤くしてる林檎センパイ。
そういうことされると期待しちゃうじゃないですかー。
君と僕のカンケイ
(君には彼氏がいて、そんな君を僕は好きで。)
(それが君と僕のカンケイ)