purewitch
□第一話
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三人は団子屋に入った。
「団子、三つ」
「あいよ」
「まず聞くが、あの男は誰だ?」
「分かんない」
「ならどうして斬ったんだィ」
「いつものことだもん。」
「「いつも!?」」
沖田と土方が声をそろえて言った。
「うん。外に出ると一回は必ずあーゆー風になる。
それに、あんな奴が来たら迷わず斬れって。銀ちゃんと桂が」
「「……」」
「それと、何で真剣持ってんだ?廃刀令出てんのに」
「ちゃんと申請通ってますー」
「あの男、『あの日の恨み』とか『薔薇の林檎』とか言ってたが、それは何なんだィ?」
「『あの日の恨み』は毎回言われるんだけど、あたしにも分かんない。
『薔薇の林檎』はあたしの通り名」
「通り名ァァ!??」
「どっかで聞いたことあると思ったら…」
「林檎みたいなガキの通り名だったとはねィ」
団子をほおばりながら、仲が悪いはずの二人は声をそろえて 言う。
「し、失礼な!あたしこれでも18さ…「ガキじゃねーか」
「〜〜〜っ!!」
「まぁとにかく、林檎の事、深く調べてみたほうが良さそうだな…」
「土方さん…
俺もてつだいますぜィ(妖笑)」
「ニヤつくんじゃねェェェッ!!!」