purewitch
□第四話
2ページ/6ページ
目を覚ました林檎の目の前には、剣が光っていた。
「………!!?」
「勝負しようぞ。林檎」
「なんだ…桂か。びっくりしたぁ」
林檎が言うと、静かに剣をしまった桂。
「今日は銀ちゃんの看病しなきゃだから無理」
「銀時がどうかしたのか!?
いや、心配などしておらんぞ!!ただ気になるだけで…」
「しっかり心配してんじゃんか」
林檎は黙って銀時と神楽が寝ている部屋を指差した。
桂は襖を開けて中に入る。
「銀時…」
「……ん、ヅラ?」
「ヅラじゃない、桂だよぉ…」
…キャラ変わってないか!?
「朝から姿が見えないと思っていたら、包帯グルグルでまるでミイラ男のようではないか!!
白夜叉ともあろう者が全く情けない…」
「ホントだよ………」
「なんだ、今日は素直だな」
「銀ちゃん、大丈夫?」
「ん、あぁ」
「銀時、一体どうしたのだ?」
「イメチェンだよ、イメチェン」
「「………」」
「なにその目ェェェ!!」
隣で寝ていた神楽も起きて、林檎はキッチンへ向かった。