purewitch

□第四話
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「なんかいい匂いするアルなァーー」


鼻をくんくんと動かしてキッチンの方へ歩く神楽。


「林檎〜何してるネ?」

「朝ごはん作ってんのー」


横から覗き込んだ神楽は、それを見て口がぱっくり開いた。


「そそそそれはもしや…」

「ん?」

だしまき卵ォォォォ!??」

「…ん?」

「朝からそんなもの食べていいアルか…」

「あの、普通なんスけど」


出来上がったご飯をリビングに運び、神楽を座らせた林檎は寝室へ。


「ご飯だよー」

「お、サンキュ」

「じゃあ俺も「無理」


銀時は神楽の向かいに座ったが、桂はまだ寝室に座ったまま。


「別にいーじゃんかよォ林檎ー…
ヅラも食べたそうな顔してんだしよ」

「絶っっ対イヤ」

「ヅラじゃない桂だ。どうしてなのだ…」

「ごっさ美味いアル!!林檎天才ネ!」

「ありがと」

「こんなにいい匂いで、美味いだの言っておいて…拷問に近いぞ!!
いや、これは拷問なのか!??林檎、おぬしはSか?ドSなのか!?」

「うーるさいなー」

「林檎が作った料理をそんな簡単に食べれると思ったら大間違いアル…」


その時、ガラッと扉が開いた。


俺の林檎ー
愛しのご主人様が来てやったぜーィ


「エェェェェェェ!??
銀さんが居ない間に何やってんの林檎ちゃぁぁぁん!!!」

「なにもやってないから!!あたしは無実ですゥゥゥゥ!!!」


入ってきたのは、隊服を来た沖田。








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