戦国BASARA

□双竜の関係
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「小十郎…」

二人は更に激しく絡み合い、やがて一つとなった。


それから時が過ぎた。

「政宗様の背中に傷を付けたこと、この小十郎の命を持って政宗様に償わせて貰います。」

この日の戦において小十郎は政宗の背中を守り抜くことが出来なかった。
そのため、小十郎は自害を選んだ。

「小十郎!!」

政宗の声ともに政宗の唇が小十郎の唇を包んだ。

「あの日言っただろ小十郎
俺の右目になるってよ」

唇を離し政宗は優しく言った。

「政宗様…」

その唇はあの冬と同じ味だった。
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