戦国BASARA
□双竜の関係
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冬のこの日、政宗は病で右目の視力を失った。
「見ろよ小十郎、醜いだろ?
これじゃあ家臣たちは俺について来ねぇ」
政宗は絶望していた
この頃伊達軍では政宗の弟「小次郎」派と政宗派で家臣が分かれおり、小次郎派が優勢に立っていた。
そのため政宗が右目を失ったことは致命的だった。
「政宗様…」
小十郎は心配気に呟いた。
「俺は天下を狙える器じゃ無かったってことだな…
なあ小十ろ…」
政宗の唇を小十郎の唇が包み込んだ。
激しく舌が絡みあう中、政宗は小十郎に聞いた。
「何のつもりだ小十郎?」
「この小次郎があなた様の右目になりましょう。」
この言葉は政宗に勇気を与えた。