おはなし
□甘い宴-夜-(サンゾロ,R18)
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ずぷり、と液体がぬめる音がして、サンジのモノがゾロの中に侵入する。
「キツ…」
サンジはゾロの引き締まった腰を引き寄せるようにして、更に奥へと突き上げを加える。
「っは…ァっ…サンジ…っ、も、ヤメろ…っッ!コワレる…っ!」
声を振り絞って懇願するゾロ。
「…っヤメねぇよ…!」
ぎちぎちと結合部密着させたまま、サンジは腰の回転を早めていく。
「ゾロ…っ…!好きだ…クソやろ…っ」
「さん…じっ!!!
おれ…も…
い……っくアァっ…
ぁ…う…
ぅああああァァ!! 」
ゾロは背をびくん、と大きく跳ねさせ、目に生理的な涙を溢れさせながら達した。
「ゾロ…ゾロ…っ!
俺の…ゾロ……っ!!!」
サンジも追い上げるように腰を打ち付けると、ゾロの中に己の欲望をどっぷりと吐き出した。
「ゾロ…今すっげ、色っぺーかおしてる」
息を切らしながら目を瞑っているゾロの横にもぞもぞと移動しながら、サンジが溜め息をつくようにして告げる。
「…るせ、誰のせいだよ」
ゾロは薄目を開けると、眉尻を下げて寝そべっているサンジのおでこに、ぱち、とでこぴんをくらわした。
「コラ…いてぇよ」
サンジは穏やかな表情のまま、ゾロの柔らかな緑の髪をさわさわとなでる。
「18年分の俺、…ちゃんと知れたか?」
にや、と笑って、ゾロは髪を撫でていたサンジの手をとって、赤い舌でその指をぺろりとなめた。
「…まだまだ、足りねぇな」
サンジはふ、と笑みを返すと、ゾロを引き寄せ、その口を塞ごうとする。
ゾロは吐息を漏らしながらサンジの首に手を回すと、それに応えるようにぐっと自ら顔を寄せた。
夜は長く、宴は続く――――
(→後書き)