理想と真実

□ジムリーダー・アロエ
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「ダゲキ、戦闘不能!ミルホッグの勝ち!」



「ダゲキ、頑張ってくれてありがとう。ゆっくり休んで」


ダゲキはすぐに目をさましたが、悔しそうにしている。

トウコは優しくダゲキをいたわった。



かたきうちは味方のポケモンが倒されてすぐに使うと威力が二倍になる。

これで互いに出せるのは、残り一体となった。

しかも、ミルホッグにはダメージを与えることが出来ていない。



「任せたわよ、ミジュマル!」

「ミジュ!」


ミジュマルがフィールドに立ち、ミルホッグを睨み付ける。





「ミルホッグ、かみくだく!」

「かわして、みずでっぽう!」

「ミージュ!」



みずでっぽうがミルホッグに当たったが、すぐに体制を立て直し、ミジュマルに接近した。




「ミルホッグ、かたきうち!」

「ミジュッ!」

「ミジュマル!」



ダゲキの時より威力は下がっているとはいえ、かたきうちがミジュマルに直撃した。




「続けてかみくだく!」


ミルホッグはかたきうちをしたすぐ後に、かみくだくをミジュマルに命中させた。


連続攻撃にミジュマルは、かなりのダメージを受けてしまったようだ。


ミジュマルがフィールドに倒れる。




「…勝負ありかい?」

「ミジュマル、お願い、立って!」


ミジュマルが必死で起き上がろうとする。


このままミジュマルが倒れたままでは、トウコは負けてしまう。



「お願い…頑張って、ミジュマル!」


トウコも必死で叫ぶ。




「ミジュ……ミジュマー!!」


ミジュマルが苦し紛れに起き上がり、雄叫びをあげるとミジュマルが体から光を放ち始めた。





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