理想と真実

□夢の跡地
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夢の跡地にてトウコはとある女性から、バオップを譲り受けた。







「バオップ!」

「オップ!」



トウコがボールを投げるとバオップが元気良く飛び出して来た。





「オップ?」

「あのね…今からアナタのトレーナーは私になるの。
私はトウコ。頼りないかも知れないけど、これからよろしくね」

「ミジュミジュ!」

「……オップ!」




バオップはいきなり自分のトレーナーが変わったことに困惑しつつも、トウコの言葉に頷いた。







「バオップ、紹介するね。私のトモダチのミジュマルとミネズミ。仲良くしてね」

「ミジュ!」

「オップ」



ミジュマル達はぎこちないながらも、握手を交わした。







「あっ!トウコじゃない!」



トウコがバオップにミジュマルとミネズミを紹介していると、ベルがポカブを連れてこちらに向かって来ていた。







「ベル!それにポカブも」

「あっ!トウコ新しいポケモン、ゲットしたんだね!」

「ポカ!」



ベルがバオップを見て、図鑑を開いた。





「ベルはどうしてここに?」

「アタシね、この辺りにいるムンナっていうポケモンをゲットしたくてここに来たの!」

「ムンナ?」

「ムンナはね、エスパータイプのポケモンでとっても可愛いの!」



ベルがそう言った後、壁越しに何かの鳴き声のような音が聞こえた。






「「!?」」

「ねえねえトウコ!今壁の向こうから物音聞こえたよね!?」 

「ポカ」

「うん、確かに聞こえたよ」

「ミジュ!」

「ねぇ行ってみよう!」



ベルはトウコの腕を引っ張って物音が聞こえた方に向かった。





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