理想と真実
□チェレンとプラズマ団
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「……ふぁぁ…昨日あまり寝れなかったなぁ」
トウコはあくびをしながら、ミジュマル達と三番道路を歩いていた。
トウコは昨日Nと別れた後すぐに寝ようとしたのだが、何故か胸がドキドキしたりモヤモヤしたりで中々寝つけなかった。
「…にしても本当Nって、一体何者なんだろう?」
プラズマ団と名乗るゲーチスという男と言っていることは似ている。
だが、Nとゲーチスは何かが違う気がした。
「…まぁ、考えても分かるわけないか」
三番道路を歩いていると育て屋さんと幼稚園を見つけた。
幼稚園はたくさんの園児がいて、園児達は走り回ったり、遊んだりしていた。
「…わぁぁ可愛い」
無邪気に走り回る園児達の可愛らしさに思わず見とれるトウコ。
「トウコ、ここにいたんだ」
「きゃっ!?」
いきなり声をかけられて、びっくりして後ろを見ると……
「チェ……チェレン」
「何をそんなに、驚いているんだい?」
幼なじみで、自分と同じく旅をしているチェレンが立っていた。
「なんだ、チェレンか……いきなり後ろから声かけないでよ、びっくりしたじゃない!」
「あぁ、ごめん」」
「あれ?ベルは一緒じゃないんだ」
「?今日はベルとは会ってないよ…ところでさ、トライバッジは手に入れた?」
「うん、昨日なんとか手に入れたよ」
「そうか…じゃあ…」
チェレンがボールを構えた。
「トライバッジを持つもの同士、どちらが強いか確かめよう!」
そう言って、チェレンはツタージャを出した。
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